外科医のバイブルであるSchwartz's Principles of Surgery(第10版)の総論はFundamental Principles of Leadership Training in Surgeryから始まる。一方、標準外科学の総論は「外科の歴史と外科医の医療への貢献」から始まり「外科侵襲…」と続くが、リーダーシップについての記載はない。手術室や組織において、外科医は様々なシチュエーションでリーダーシップを意識することが多く、その重要性について実感しているにもい関わらず、トレーニングを受ける機会は非常に限れている。北米の教科書がリーダーシップスキルから始まることからも、その重要性を感じることができる。
ここでは外科医に求められるリーダーシップについて考えていきたい。本来であればリーダーシップの定義から始めるべきかもしれないが、様々な定義が唱えられ複雑な概念であることから改めてまとめることにしたい。そこで、今回はSchwartz's Principles of SurgeryのFundamental Principles of Leadershipの項で記載のある3つの概念について紹介する。
何よりも良質な医療を提供するため、リーダーシップ力を身につけていくよう心がけたい。
0 コメント
メッセージを残してください。 |
Archives
6 月 2020
EduBlogに協力いただいた先生
Kurashima Yo北海道大学大学院医学研究院 Watanabe Yusuke北海道大学病院臨床研究開発センター・消化器外科Ⅱ 特任講師 Miyasaka Kiyoyuki聖路加国際大学 麻酔科 Sunada Masumi
京都大学医学研究科 婦人科学産科学分野 Categories |