手術手技を学ぶ時、解剖、手術の手順書など多くのテキストに目を通すことが一般的であった。しかし最近のマルチメディアの急速な発展により、手術手技を学ぶ教材にも変化が見られている。新しい世代の学習者の学習スタイルもあいまって、ビデオ教材に注目が集まっている。 その中でもNEJM (New England Journal of Medicine)にある教育ビデオの質が高いので紹介したい。手技のみならず、適応と禁忌、必要な器具、もちろん手技の手順の解説といった内容を網羅し、コンパクトにまとめられている。NEJMには基本的手技・処置についての多くビデオがある (Videos in Clinical Medicine)。このような教材は手技の標準化をすすめ、指導医がそれぞれ違うことを教えるといったことで起こる学習者の混乱を軽減するものになる。さらにはcognitive task analysis (認知行動分析)を用いて、このようなビデオを系統的に作る動きが見られている。Cognitive task analysisについては後日、詳しく解説したい。 外科系ビデオ教材
Yusuke
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2 月 2021
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Kurashima Yo北海道大学大学院医学研究院 Watanabe Yusuke北海道大学病院臨床研究開発センター・消化器外科Ⅱ 特任講師 Miyasaka Kiyoyuki聖路加国際大学 麻酔科 Sunada Masumi
京都大学医学研究科 婦人科学産科学分野 Categories |