手術で細かな脈管を結紮する際、結紮点に緊張をかけないスキルが求められる。脈管を損傷しないためにも重要なスキルだが、その大切さを伝えるのは案外難しい。 そこで今回、紹介するのはコスパ最高アルミ缶タスクである。外科医に求められる技術レベルを再現するばかりか、しっかりスキルを磨くことができる。結紮点に緊張がかかると、アルミ缶が上下左右と移動するたので一目瞭然。 ![]() アルミ缶に液体を入れれば、難易度も簡単に調節可能。写真のように紙で覆えば、深部結紮モデルとしても活用できる。研修医・外科修練医だけでなく、指導医も交えて競い合ってみるのもどうだろう。 新型コロナウイルス感染症の流行は、医学教育の現場にも影響を与えている。外科系臨床実習における縫合結紮等の基本手技の教育が困難ななか、遠隔指導にも活用できるのではないだろうか。案外難しいので、初学者は、開封前のアルミ缶でトライしよう。 Reference
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2 月 2021
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Kurashima Yo北海道大学大学院医学研究院 Watanabe Yusuke北海道大学病院臨床研究開発センター・消化器外科Ⅱ 特任講師 Miyasaka Kiyoyuki聖路加国際大学 麻酔科 Sunada Masumi
京都大学医学研究科 婦人科学産科学分野 Categories |